第7回楽学@楽膳楽酒レポート

勝負は命がけです。天運に身を任せることほど不完全で愚かなことはありません。過去の記録を分析・研究し、勝敗は運ではなく人為によることを知り、勝利を得るための指針を理論化する。

幼いころ遊んだ「けいどろ」(地域により呼び方は様ざま)では、ジャングルジムの上から味方に指示を出し、どうすれば一網打尽にできるかを考えていました。捕まえた敵方をリリースしないよう、守備を固めるため人をどう配置するか。地形を把握し、そこに導く。敵のばらつき具合から、どこから攻めれば効率的かを考慮する。思えばそんな小学生でした。無駄な動きが嫌いだっただけなんですけどね。

織田信長の幼少期は、破天荒な振る舞いが有名ですが実は英才教育を受けています。信長公記の記述によると
信長十六、七、八までは、別の御遊びは御座なし。馬を朝夕御稽古、又、三月より九月までは川に入り、水練の御達者なり。
市川大介召し寄せられ、御弓御稽古。橋本一巴を師匠として鉄砲御稽古。平田三位不断召し寄せられ、兵法御稽古。
とあります。なかなか子供ながらに大変そうです。

孫子の兵法は兵は国家の大事なり、との理念のもと戦いのやり方だけでなく、国家として勝ち残るための総合的な方針を述べています。
呉子は部隊編成の方法や状況、地形ごとの戦い方、兵の士気の上げ方など具体的な戦法を述べています。
資料には細かく書かれていました。

また、具体的な例として武田家、毛利家、朝倉家の家訓について解説いただきました。

今回お茶菓子に用意したのは、三重県・柳屋奉善さんの赤い羊羹の入った「老伴(おいのとも)」。 赤色が好きだった信長のため、最中の皮の中に赤い羊羹を入れて作られたお菓子です。

講座が終わると恒例の懇談会です。薩摩黒田家の黒田様に乾杯のあいさつをしていただき、会が始まりました。各テーブルでは歴史話に花が咲き、あちらこちらから「へー」「ほう」という頷き声が聞こえていました。・・・お後がよろしいようで・・・

次回の講座は10月1日(土)、明智理事が得意とする演目の一つ、桶狭間の戦いを題材にした講座「信長はなぜ桶狭間で勝てたのか?」をお送りします。募集方法についてはアメブロとFACEBOOKで近日公開いたします。ご参加お待ちしています。

次回の予告を少しだけお見せします。わざとボカシ気味ですが